High Speed CAN
High Speed CANは、通信速度が最大1Mbit/sまで可能であるため、主に高速なデータ交換が要求されるパワートレイン系で使用される。通信は2本線を使用し、電圧差にてドミナント/リセッシブを判断することにより外来ノイズからの影響を受けにくくしている(2線式差動電圧方式)。また、CAN_HとCAN_Lの電圧差は規格では1.8Vとなっており、120Ωの終端抵抗×2により30mAの電流でCANトランシーバを駆動している(図6)。 https://image.itmedia.co.jp/mn/articles/0809/10/ay_can05_06.gif